9月22日、23日とスキー仲間のOさんと大日岳、奥大日岳を縦走登山してきた。今年は例年より紅葉の進み具合が早いという事で、期待して行ったが、まさに大的中だった。(^.^)
ルートは、22日は、称名滝の傍の登山口(標高1040m)から大日平山荘(標高1729m)を経て大日小屋(標高2420m)まで、
23日は大日小屋から奥大日岳(標高2611m)を縦走して、室堂乗越から雷鳥沢、室堂、高原バスで立山駅へ。
標高差約1570mを縦走だから、登ったり、下ったりを繰り返しながら踏破した。
登山、上級の人なら、「踏破」とは言わないだろうが、私にしてみたら「踏破」なのだ。。。^^;
何しろ、大変な登山だった。大日平から大日小屋までの最後の急登は高さ1m程の段差や岩があって、そこを超えていくたびに、体力が消耗される感じがした。
二日目は、最初100m下って、奥大日岳まで200m登る行程だが、その間にも何度もアップダウンがある、しかも結構ビビる鎖場やハシゴもあったり。。。
そして、駄目押しの。。。雷鳥沢まで下ってから、室堂ターミナルまでの階段。。。地獄だった。
最後の体力を振り絞り、室堂に到着。湧水を飲んで「ヤッター」と叫びたくなるほどだった。だから達成感も半端ないのだ。Oさんとお疲れ様でしたと、握手を交わす。
そんだけ辛い思いをして登山して、じゃぁどんな絵よって言われると。。。困るのだが。。。

22日は、天気予報は快晴だったが、大日平から雲が上がってきてしまい、大日小屋に到着した時は、完全な雲の中だった。明日の朝でも剣岳が見えればいいのになぁ、と思っていたら、夕方にかけてどんどん雲が無くなって、陽が沈む直前には、きれいに姿を見せてくれた。
ただし、西側は相変わらず雲の中で、夕陽は見れなかった。

前回の燕岳登山で、日本三大急登に恐れをなして三脚を持っていかず、ド迫力の天の川が撮れずに歯ぎしりした反省から、三脚は持って行った。が、剱側は北東で天の川とのコラボはこの時期は無い。しかも今回は薄曇り。。。^_^;

夜明け前、太陽は剣岳の右側、奥大日岳方向から登る予定だったが、厚い雲に覆われて、美しいご来光は見えなかった。
が、23日は素晴らしい景色を見ながらの縦走となった。

大日小屋を出発して、大日岳側を振り返った絵。右のピークが大日岳。そのピークを左に下りきった所に大日小屋が見える。

なんとも贅沢な縦走路だろう、左に剣岳、右に立山三山。
ここが立山の表銀座だ、と思った。。。(^O^)
この時点では完全な逆光だが、奥大日岳に向けて進むにつれてどんどん絵が良くなっていく。

奥大日岳が見えてきた。まだこれだけ下って、さらに登っていかなくてはいけない。これが雲の中だったらたぶん耐えられなかっただろうと思う。
この縦走路は厳しいけど、最高の景色なのだ。
左前方に、雲海に浮かぶ毛勝山、猫又山、そして剱岳、右前方に立山三山、右に紅葉ピークの天狗平とこれから色付く弥陀ヶ原。後ろは紅葉真っ盛りの大日岳と雲海。
辛いより、感動が先なのだ。

天狗平越しに、薬師、槍、穂高。。。最高なのだ。

チングルマと剱岳。

ほぼ、奥大日岳に到着。剱が大きくなってくる。

奥大日岳山頂からの剣岳。大迫力なのだ。
300mで見ると、頂上に人が見えた。

奥大日岳を経て、雷鳥沢方向へ。左、剱御前、別山から真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山。。。
実は、9月の初めに、日帰りで今書いたルートを縦走したのだが、自分が歩いた所をこんな風に眺めるのも良いものだ。^^
「あんな所を歩いたんだ」って内心優越感。。。

こんな贅沢な景色、超感動。

最後の、地獄の雷鳥沢からの階段を登っている途中の景色。この辺は今がピークの紅葉だ。
今回900枚ほど撮った。見るのが大変なので、適当に抜粋したものをアップした。
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