白鳥をＳＳ1/5と1/60で撮る

昨日は北陸のこの時期としては、とても貴重な晴天だった！！　(^.^)
前日の夕方から冷え込んでいたので、絶対に明日は晴れると信じて、２日続けての氷見へ。

日の出を撮る事も目的だったが、momipapaさんとの共通のお題目、
「飛んでいる白鳥をＳＳスローで撮る」を達成するためだ。この日で三回目のチャレンジだ。
今日アップする絵は全部シャッタースピード　１/５又は１/６０だ。動き物を完璧に止めて撮るのは、最低ＳＳ１/500は必要。
私は去年ＳＳ１/１０００で撮っていた。それから考えるととっても難しいお題目のように思えたが。。。^_^;


この絵は、太陽の中にぎりぎり入るか入らないかの所を飛んでくれたので、上手く太陽をかわして撮れた。ＳＳ１/６０
シャッタースピード優先なので、露出は変化している。



朝、日の出を撮って、この十二町潟に到着したのが、午前８時。
今日は絶対にお題目をクリアするつもりで来たので、飛ぶまで帰らない決心だった。(^.^)

お天気も良いので当然むつみさんは来ておられるだろうと思ったら、やはり来ておられた。
カメラを構えるポーズで即発見！　(^.^)
しばらくお話させていただいているうちに、白鳥達が集まりだした。ん？これはフライトか？と慌てて橋の上に移動。
しかし、飛ばなかった。

それ以後、３時間半、白鳥さん達は全然飛ぶ気配無し。。。(/_;)
お天気も良く、ポカポカしてきて、コートを脱ぎ、背中に貼っていたほかほかカイロを取り、コーヒーを飲みながら、橋の上でごろ寝。。。(^^ゞ
その間、色んな人が橋の上を通過。。。あまりのリラックスモードなので、不審者を見るような目の人も。。。
「おはようございます、白鳥撮影ですか？」なんて声をかけてくれる方。
２０人くらいの方と言葉を交わしたか。。。その中で一番元気が出たのは、近くの保育園児達が大勢で来た時だ。(^.^)

「おじちゃん、なんでこんな所におるが～ぁ」とか「おじちゃん、こんにちは」「オスっ」とか可愛い笑顔で話しかけてくれた。
約１５人全員とご挨拶だ。。。
大きな声で元気よく叫んでいた。
そして白鳥が日向ぼっこしている傍へ「白鳥さ～ん」と大きな声で叫ぶ！！
声が、潟に響き渡っていた。。。(^.^)


これはその時の様子。柵の左端に園児達。（おチビさん達なので、柵の中をよく見るといる）
岸に上がって日向ぼっこしていた白鳥達がヨソヨソと逃げて行った。
そして、この後、良い風が吹いてきたのだ！！　ほぼ全員が集合し出した。
風の方向に白鳥達が向く。首を上下に。。。

間違いなく飛ぶと思った。(^.^)　チビさん達ありがとう！　って心の中で感謝。

飛んだ！！

まずはＳＳ１/５.

スローシャッターで、羽の上下動が両方描写される。背景はイマイチだが、ＳＳ１/５はまずクリア。(^.^)


次はＳＳ１/６０.これは、羽の先だけがぶれる描写。

以下ＳＳ１/６０撮影





羽の先端部分だけのブレで撮影できたと思う。。。

白鳥達が青空の中飛んでいる姿に涙が出てきた。本当に美しかった。
３時間半待たされた甲斐があった。(^.^)


青空の中を気持良さそうに飛ぶ白鳥達。


先頭はリーダー？




十二町潟の周りを２回周回して着水。

後から思ったがユーザー設定で、ＳＳ１/５と１/６０を登録して、即切り替え撮影できるようにして臨んだが、高速ＳＳも設定しておけばよかった。。。(^^ゞ
この辺が後一つ足りない私の悪い所？良い所？。。。(^^ゞ
以上お題目完了。後はロケーションを変えて、もっと風景のように撮れればと思う。
今回のお題目で色々勉強させてもらった。
元々、パキッとしたピンとの合った絵が好きな方だったので、動き物をスローシャッターで撮るという発想自体なかった。
でもスローシャッターの世界の面白さが解った。動物らしい動きはブレの表現も大切だと思った。
しか～し。。。
３時間半待っている間に暇だったので、momipapaさんに電話するが、「電波の届かない。。。」ってなるし。。。
人にお題目を出しておいて、自分だけどうせ白山市の綺麗な朝の風景を撮っているんだな～ぁ　　って思っていたが、まさにその通りだった。(^.^)

竹ドームを撮って帰ろうとした時、むつみさんからお電話をいただく「十二町潟の白鳥がいなくなっちゃった！　田尻湖に行って見てきて」の指令。
了解です！って事で田尻湖に行ってみた。

狭い池に。。。(^.^)


池が狭いので、権力闘争が盛ん。なにかのんびりしている十二町潟の雰囲気とは違い、ピリピリしたムード。


この狭い池にこんだけの数の白鳥が。。。凄い。(^.^)

他の写真何枚かだけ。。。

竹ドーム

竹がドームのような形になっている場所に、舞台と観客席を作ってある。氷見市内。


日の出。氷見漁港近くで。

剣岳と漁船と気嵐。
気嵐に空の色が写り込み赤くなっていたのが撮りたかったが、ちょうどそこへ海鳥を伴って漁船が来てくれた。